「ちょっとうまくなってきた。」

「よし!フォトコンテストに応募してみよう!!」

 

ちょ、ちょっと待って!

応募をするのはいいのですが、

せっかくなら”すぐに落とされない”写真を出しませんか?

フォトコンテストの審査をやっていますと、何千枚、何万枚の写真を見ていくことになります。

最後の入選及びグランプリ選びは本当に深く吟味することが多いですが、これだけの枚数を見ていくと、第一次審査ですぐに落とされてしまう写真、最終候補まで生き残る写真の違いがわかってきます。

そこで、今回は

「フォトコンテストに落とされないために注意するべき5つのポイント」

を紹介していきます!

これらのポイントは、写真を撮るときの基本中の基本なのですが、意外と肝心な時に忘れてしまったり、抜け落ちてしまっているポイントです。

今一度、自分の写真がそうなっていないかを確認してみましょう!

1.    主役を決めろ!

何に感動をしてその写真を撮りましたか?

カメラを手に取ったとき、あなたの心は何かに動かされていたはずです。

まずは、何に感動をしたのかをしっかりと確認をしましょう。

第一次審査でもっとも多く落とされる写真は、主役が曖昧な写真です。第三者が写真を見てすぐに「素敵!」と思える写真は、主役がはっきりとしています。何に感動をしたのかを再確認することで、その主役がより引き立つように撮ることができるのです。

北海道美瑛町にあるクリスマスツリー

Photo by Hiroshi Tanita

ここ、北海道美瑛町にあるクリスマスツリーはとってもわかりやすい例です。

なかなかこんな景色はありませんが、わかりやすいので紹介します。
主役は木、まわりに余計なものがない。柔らかい綺麗な光があたっている。いい写真ですね!

2.    邪魔なものがないか確認しろ!

自分が感動をした主役を邪魔しているものはありませんか?

たとえば旅行先の記念写真。

このような写真をみたことはありませんでしょうか?

主役であるはずの右側の彼女よりも、後ろの男性の視線が気になりませんか?

こういうことです。

せっかく主役を中心に撮ったのに、

何かが邪魔をしてしまうケースはよくあります。

邪魔になってしまうものが、動くものであれば、フレームから消えるまで待つ。動かないものであれば、自分から動くしかありません。自分が動くことによって、主役の位置も変わってしまう場合があります。そんな時は、一番はじめに感動をした時の場所から写真を撮りましょう。
気にしすぎて、撮りたいものが撮れなくなったら本末転倒です。

変な男性がいなくなったので、これで主役がすっきりと見えると思います。

風景写真だったら、何が邪魔なのか。

そのとき、そのときで自分で確認をしてください。

3.    ピント先は自分で決めろ!

人間の目は、ピントの合っているものに目が行きます。

せっかく決めた主役がピンボケで、その他のところにピントが合っていると、誰も主役を見てくれません。
次の二枚はわかりやすいように、大げさにピントをずらして撮ってみました。

主役のTにピントを合わせて写真を撮りました。

主役のTではなく、手前のGにピントを合わせて撮ってみました。

フォトコンテストではこのように主役にピントがあっていない写真が多いです。

(これはあくまで大袈裟にやっていますよ!)

構図としてはTが主役なのに

ピントが主役にあっていないととっても違和感があり、

見ていても疲れてしまうのです。

マニュアルでフォーカスを合わせろ!なんて言いません。

(できればそうしてほしいですが^^)

ピント合わせは、オートフォーカスでもいいのです。でも「どこ」をフォーカスするのかは自分で決めましょう!一眼レフの場合はフォーカスモードを変更、もしくはライブビューで確認すれば、カーソルを使いながらピントを合わせたいところを決めることができます。

カーソルでピントを合わせる時は、なるべく画像を拡大していきながらピンポイントで何にピントを合わせたいのかを決めましょう。

4.    写真の四辺を確認しろ!

フォトコンテストで惜しい写真!と思う理由ナンバーワンです。

「せっかく、いい写真なのに……」と、非常に残念な気持ちになります。

ここでも、人の目の流れを意識します。

主役が明確になっていると、まずは主役に視線が行き「綺麗!」と思います。次に、周りがどうなっているのかと、目線が動き始めます。この時に写真の四辺に気になるようなものがあると台無しです。「綺麗!」と思っていた感動もなくなってしまうのです。

風景写真でよく見かけるのは、隣の人の三脚が入ってしまっている例です。くれぐれも気をつけましょう。

この写真は三つ峠というPASHADELICでも人気の撮影場所から富士山を撮影しています。

せっかくの富士山の写真なのですが、左下の木々が気になります。富士山よりも木のほうに視線が行きませんか?

これは、いくつかの方法で回避することができます。

1つめはトリミング(切り取り)です。撮ってしまってから気づいた場合は、トリミングをすればよいのです。

トリミングをしたら、だいぶ富士山に視線が行くようになりました。

もちろんズームレンズがあるのであれば、ズームをして撮っても良いです。でも、私はまだ左下の木々がどこか気になります。

2つめは構図の変更。今度は構図を変えてみることにしました。もう少し富士山を左に寄せれば、例の木々はなくなるはずです。

おっっと!!!!!

今度は右側に家が!しかも灯りがあるため、視線的にすごく気になります。

もちろんここで、さらにズームをしたり、写真を切り取ったりしても良いです。

次の策を試みてみました。

最後は、縦構図にしてみました。

いかがでしょう。

主役の富士山に目がいくようになりましたね。

5.    ブレていないかを確認しろ!

最後のポイント。

それは、ブレていない写真を撮ることです。理由はピントと一緒です。人の目は、ピントがあっているところ・ぶれていないところに視線がいきます。ブレていると主役の強さがぼやけてしまいます。よって、みる人の感動も減ります。ブレていない写真を撮るようにしましょう。

一眼レフの場合は、三脚を使用するのが一番良いです。三脚を持っていない場合は、何かに寄りかかったり、両肘をついたりして、安定した状態で撮ることです。まだ明るい昼間であれば、三脚を使う必要はないので、構え方を意識して撮るようにしましょう。

しっかりと立って、脇を締めて撮ればブレは減ります。

以下の写真が参考です。

脇を締めて、両足もしっかりと肩幅ぐらいに開きましょう。

片方の手でカメラを添えるのも良いです。

こちらは、悪い例になります。

両脇は開いていて、両足も揃ってしまっている。

これだとバランスが悪く、体が動いてしまいます。

脇が開いていると、開いている分だけ腕が動けてしまうのでブレの原因となります。

また、一見良さそうな写真も、拡大をしてみると残念なことは多いです。審査をしていても、「おっ!これはいい」とよく見てみると、写真がブレている。残念ながら、このような写真は基本的には落選します。

 この写真も一見綺麗に見えませんか?

実は撮影をした本人もこれはいいの撮れた!と思っていたのですが、戻ってからPCにデータを入れて確認をしたら非常に「ガックリ。。。涙」

 

100%サイズに拡大したものを切り取りました。

どうでしょう。ブレブレすぎませんか?

これではせっかく綺麗に撮った写真も台無しです。後悔しないためにも、撮ったらすぐにその場でピントが合っているかどうかを確認しましょう。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

1. 主役を決めろ!

2. 邪魔なものがないか確認しろ!

3. ピント先は自分で決めろ!

4. 写真の四辺を確認しろ!

5. ブレていないかを確認しろ!

上記の5つのポイントをおさえて撮影すれば、あなたの写真も、フォトコンテストで入選できるかも……!?

 

まずは実践をしてみましょう。撮影中に、疑問が出たらラッキーだと思ってください。疑問は、成長の糧となります。そして次のステップへと行くことができます。

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また、みなさんが撮った風景写真をwww.pashadelic.comでもお待ちしております。