寒いのはもうたくさん。早く暖かくならないかな…と

春を待ち遠しく思っている方も多いのでは。

春の花と言えば「サクラ」。

卒業式や入学式、入社、転勤などなど

別れと出会いの人生の節目に花開く桜は

日本人にとっては特別な花ですね。

今回はそんな「桜」の関東で人気の撮影スポットを紹介します。

1.六義園(東京都 文京区)

Photo by 雅志 西郷

五代将軍徳川綱吉の寵臣・柳澤吉保によって造られ、
後に三菱の創業者、岩崎彌太郎の別邸となった

国指定特別名勝として人気の庭園「六義園」。
六義園と言えば、「しだれ桜」が有名です。

なかでもライトアップされたしだれ桜が人気。

高さ約15m、幅約20mの1本木のしだれ桜は

薄紅色の花びらが滝のごとく咲き誇り、

漆黒の闇夜に浮かび上がるその姿は、幽玄で幻想的です。

2017年の「しだれ桜と大名庭園ライトアップ」は

3月16日(木)~4月2日(日)

午前9時~午後9時(最終入園は午後8時30分)開催。
この期間に限り、駒込駅から徒歩2分の染井門も開門します。

ここ数年毎年、行っていますが、夜桜見物客が押し寄せ

平日でも並ぶことは覚悟した方がよいでしょう。

園内も非常に混雑しています。

もちろん三脚、一脚の使用は不可なので手持ち撮影になります。

どれだけ手持ちでブレずに撮影ができるか、が腕の見せどころ。

写し甲斐があるので、ぜひ自分の表現でチャレンジしてみてください。

 

所在地: 東京都文京区本駒込六丁目

料金: 一般 300円、65歳以上150円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)

営業時間: 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)

休園日: 年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)

駐車場: なし

交通: JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩7分、都営地下鉄三田線「千石駅」から徒歩10分

「東京都公園協会」による六義園の情報はこちら

 

2.千鳥ヶ淵(東京都 千代田区)

Photo by Ryo Naruse

花見の季節、100万人以上が訪れる、全国的にも人気な桜の名所「千鳥ヶ淵」。

皇居西側の千鳥ケ淵緑道沿いにはソメイヨシノやオオシマザクラなど約260本が花開き、

約700mの桜のトンネルが続きます。

毎年、桜の開花時期に合わせて開催される「千代田くらまつり」

(2017年の期間は、2月上旬時点では未発表)
この期間中は千鳥ヶ淵緑道の桜がライトアップされ、

千鳥ヶ淵ボート場も夜間特別営業を実施。

見どころは、「千鳥ヶ淵緑道」のLEDライトアップをはじめ、ボートに乗ってお濠の水上から、

北の丸公園からと撮影スポットは数多くあります。

なかでも人気撮影スポットなのが、ボート場乗り場からと靖国神社側からの2ケ所。

靖国神社側からは東京タワーと楽しむボートも一緒に撮影ができます。

どちらもDJポリスが誘導を促すほどの通勤ラッシュ並みの大混雑。

背が低い女性ならば、手を挙げて液晶画面を見ながら

撮影せざるを得ない覚悟も必要です。

人気の定番スポットで撮りたい方は、ぜひチャレンジを。

ただし、最前列で長居は禁物です。

 

所在地: 東京都千代田区九段南2丁目から三番町先

料金: 無料

営業時間: 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)

駐車場: なし

交通: 東京メトロ「九段下駅」2番出口から徒歩5分、「半蔵門駅」5番出口から徒歩5分

「一般社団法人 千代田区観光協会」による千鳥ヶ淵の情報はこちら

 

3.三渓園(神奈川県 横浜市)

Photo by Pan Long

実業家で茶人の原三溪によって作られた日本庭園「三渓園」。

梅の名所として明治時代の公開当時から親しまれている庭園ですが、桜も人気のスポットです。

約18万平方mにおよぶ敷地をもつ日本庭園で、

桜が咲くのは、正門から近い大池周辺や旧燈明寺本堂周辺。

鎌倉や京都から集められた三重塔など歴史的建造物と桜が見事な調和をみせ、

古都の風情が楽しめます。

夜にはライトアップ「観桜の夕べ」が

3月25日(土)~4月2日(日)

午前9時~午後9時(最終入園は午後8時30分)に開催。

大池に写るリフレクションやライトアップされた古建築物との共演が

多くの人を魅了しています。

 

所在地: 神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1

料金: 大人 500円、子ども200円

営業時間: 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)

休園日: 年末・年始(12月29日~12月31日まで)

駐車場: あり

交通: JR根岸線根岸駅からバス10分、本牧バス停から徒歩10分

「公益財団法人 三渓園保勝会」による三渓園の情報はこちら

 

4.吉高の大桜(千葉県)

Photo by 陽 橋本

千葉県印西市吉高地区にある、通称「吉高の大桜」。

市の天然記念物に指定され、印西市の2大花見スポットのひとつとして

観光客に人気です。

樹齢300年を超える約11mの1本桜で、

畑の中にポツンと立つその姿は、

移ろいゆく時代を長い歳月をかけて見続けた孤高に満ち溢れています。

吉高の大桜はヤマザクラでソメイヨシノよりも1週間ほど早く咲き、

開花時期は短く、満開は2,3日。

一番美しい瞬間を収めようと、この時期毎日通いつめる方もいるとか。

そのため大桜の開花時期は、周辺道路は交通規制がかかるほど混雑しています。

車で行く場合は印旛中央公園の臨時駐車場を利用しましょう。

 

所在地: 千葉県印西市吉高930

料金: 無料

営業時間: なし

駐車場: あり (印旛中央公園)

交通: JR成田線「小林駅」、JR北総線「印旛日本医大駅」、京成線「佐倉駅」「形成酒々井駅」からバス。

「教習所前」バス停から徒歩15分

「印西市ホームページ」による吉高の大桜の情報はこちら

 

5.飯給(いたぶ)駅(千葉県 市原市)

Photo by Atayu Ueno

千葉県市原市飯給にある、小湊鉄道線の「飯給駅」。

ホームに待合室があるだけの無人駅です。

 

毎年、春になると駅の桜や菜の花が咲き乱れ、

列車と一緒に収める写真を撮影するために多くの人が訪れます。

駅近くの水を張った田んぼも水面に映る電車と桜が写せるとあって人気。

リフレクションが狙えるのは、無風状態が必須です。

夕暮れになると桜がライトアップされ、フォトグラファーが多く集まります。

ブルーアワーに浮かぶ桜と列車の光景は格別の美しさ。

暗くなると長秒での撮影では列車がブレてしまうので、

ISO感度とF値、シャッター速度を調整しながら撮影するのがポイントです。

余談ですが、飯給駅ホーム脇には「世界一大きいトイレ」が。

建築家で東京大学准教授の藤本壮介氏が手掛けたそうです。

女性専用なので、女性の方はぜひ立ち寄ってみてはいかがですか。

 

所在地: 千葉県市原市飯給駅

駐車場: なし

交通: 千葉県市原市飯給駅

 

一気に花開き、あっという間に散ってしまう桜。

その儚さが日本人の侘び寂びの美学に響き

日本人独特の美しさを感じるのかもしれませんね。

今年の桜の撮影に、ぜひ参考にしてみてください。

〈撮影するにあたっての補足〉

花見の季節は普段、三脚がOKな場所も大混雑で禁止されることがほとんどです。

にもかかわらず、二脚や三脚でなければいいだろうと折りたたんで

一脚にして撮影している人をしばしば見かけます。

たとえ三脚禁止と書かれていなくても、状況をみながら周囲に迷惑をかけないことが節度あるマナー。

そして限られた状況でも撮れることが、真のフォトグラファーです。

 

紹介した写真はこちらから↓↓

日本全国、世界各国の絶景スポットがわかる!

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川窪 葉子
株式会社grooo エディター&カメラマン http://grooo.co.jp/ 大学卒業後、老舗総合商社経て、外資系企業や総合出版社、新聞社、音楽配信会社の編集部に所属。 現在はWEBシステムサービス・オフショア開発、コンテンツマーケティング会社編集部員として、マーケティング知見による写真選別やプロカメラマンをまとめたりしながら、自らも取材・撮影・執筆・セミナーを行う。最近では千代田区観光協会「魅力発信発掘賞」受賞。リクルートSUUMOや東京駅100周年記念などコンテスト入賞多数。富士フイルム公式HPレンズ別作例9作品など掲載多数。シダックスカルチャーセンターなどで写真講師も行う。