北国にもじわり近づく春 – どんな桜を狙いますか?

SNSのタイムラインには、南の里や山に桜が咲き始めているという書き込みや写真がたくさん。

桜が咲き始めるやいなや、この記事を読む方の多くは、カメラをもって桜写真を撮ることと思います。SNSのタイムラインでは、画面いっぱいに桜を入れたピンク色の写真が大人気ですね。

素晴らしい迫力のものや、画面があわい桜色につつまれて幸せな気持ちにさせてくれるようなものもあります。

北海道に住む僕は、まだ雪が残る山肌やストーブの火、また積もるのではないかとさえ思ってしまうほど降る名残雪を見ながらため息をつくのです。

 

春はまだか、春はまだか。

 

そして、SNSのタイムラインでは桜を見かけなくなってきた4月下旬から5月初旬になってようやく北海道にも桜前線が上陸します。

北海道にも素敵な桜がいっぱいですが、SNSとの関係ではちょっと切ない感じがします。

そこでヘソ曲がりの僕は、画面いっぱいの華やかな桜写真ではなく、構図のなかにつつましく桜を入れてあげた桜写真を撮りたくなるのです。

今回紹介するのは、白樺の鮮やかな新緑の中に咲く桜の姿です。

ここはカラマツと白樺が並ぶ開拓の頃から大切にされてきた里山で、11月上旬にカラマツが

紅葉するころに最高潮の美しさを見せてくれます。

10月には葉を落としていた白樺の幹が紅葉したカラマツの前に躍り出てくるのです。

この晩秋も素敵なのですが、ぽつり桜が咲く春も楽しみなものです。

背伸びをした桜が「私はここにいるよ!」と言っているかのようです。

 

さあ、北海道にも桜前線がやってきています。

今年はどんな桜を狙いますか?

 


桜:α7R2 with SEL70200G


紅葉:α6000 with SEL1670Z

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井上 浩輝 (Hiroki Inoue)
1979年、北海道札幌市生まれ。東川町在住。北海道を中心に「いま生きている風景」を追う。いま、もっとも注目をしているのは、キタキツネ。最近の受賞には、NATIONAL GEOGRAPHIC「Travel Photographer of the Year 2016」ネイチャー部門において日本人としては初の第1位をはじめとして、NATURE'S BEST PHOTOGRAPHY ASIA 2016年度コンテスト風景部門において Highly Honored 、東京カメラ部「2014東京カメラ部10選」選出などがある。