星空を見上げて、星を撮影したい!
でも、なかなかうまく撮影できない。
露光時間を長くしたら星が動いてしまう!
そんな方々!ポータブル赤道儀を使って見ませんか?

1.[500ルール]

星を撮影する際、やたらと露光時間を長くして撮影すると、
星が動いてしまい、線になっていた。
それは、この500ルールを使って撮影すれば解決できます。

例えば。
20mmのレンズを使っている場合。
500÷20=25  となります。この答えにでた25が露光しても星が動かない時間です。

10mmのレンズを使った場合。
500÷10=50 となります。

でも、これ以上の露光をして極力感度も下げて写したい!
そんな場合には、ポータブル赤道儀(ポタセキ)があると良いです。

 

2.ポータブル赤道儀

ポータブル赤道儀は各社いろいろと発売されています。

ケンコー・トキナー

スカイメモ

価格的にも高すぎず、積載重量も望遠使えそうです。
写真はありませんが、リンクしてみてください。
積載可能重量は、5kg
価格は3万〜5万円程です。

 

SIGHTRON

ナノトラッカー

小型の赤道儀で、持ち運びには便利だと言うことです。
ナノトラッカー本体に、ビクセンのポーラメーターを取り付けて
使用している方も多いようです。
積載可能重量は、2kg
価格は、2万〜3万円程。

Photo by Akihiko Tsumura

1枚目の写真は、ナノトラッカーに、自由雲台と、ポーラメーターを取り付けた状態です。
ポーラメーターを取り付けする台座は、別途購入しています。

 

 

ビクセン

ポラリエ

私が使っているポタセキです。
今回はポラリエを使って紹介します。
価格も比較的安く、しっかりしています。
3万〜4万円程です。
他社の製品は使ったことありませんが、
よくできた商品だと思います。
撮影モードは、星景モード1/2 星追尾モード 月追尾モード 太陽追尾モード。

単三電池2本で稼働し、モバイルバッテリーからの給電も可能です。
中央の丸い部分に自由雲台を取り付けて使用します。
ポラリエ本体を固定する三脚は、3WAYの雲台があると、
各設定がしやすくなります。

本体以外にこれがあると便利なものは、ポーラメーター

ポーラメーターがあることで、北極星の方向。水平。ポラリエの角度を簡単に設定することができます。ポラリエにも角度計、コンパスは付属していますが、ポーラメーターがあると容易に設定が可能です。
ポーラメーターの使い方動画はこちらから。

私はこの2種類以外に、極軸微動雲台を使っています。

この雲台を使用すると、細かな方向や角度を設定しやすくなります。

 

そして、ポラリエ極軸望遠鏡PF-L

この極軸望遠鏡を使うことで、北極星を確実に捉え、ポラリエ本体を設定することが可能です。
このアプリを使うと容易に設定できます

全てを使って設置するとこのようになります。

ポラリエの極軸を動かせることができる積載重量は、2kg
ミラーレスであれば、70-200mmのレンズを使っての望遠での
撮影も可能だと思います。

SONY α7s SEL70-200 F4でオリオン座の大星雲もこんな感じで撮影できます。
先ほどの500ルールから計算すると 200mmなら2.5秒しか露光できませんが、
ポタセキを使うと、容易に30秒や1分などの露光もできるようになります。

広角のレンズを使い、撮影すると。

Photo by 成澤広幸

天の川もこんなに綺麗に撮影できちゃいます。

 

3.撮影事例

撮影した事例写真は、株式会社ビクセン 成澤広幸さんがら提供していただきました。

オリオン座大星雲。


85mmのレンズで撮影。


300mmで撮影。


600mmで撮影。

天の川の中心

「バンビの横顔」


天の川もこんな風に撮影できちゃいます。

 

4.超望遠で撮影するには

昨年までポラリエは、望遠のレンズを使っての撮影は難しかったのです。
なぜなら、本体が2kgまでの耐重量制限だったのです。
(ミラー有り一眼レフと望遠レンズでは軽く2kgを超えていましたので)

最近になり、ステップアップキッドを使うことで、望遠のレンズを使うことができるようになりました。このステップアップキッドを使うことで6.5kgまで動かせるようになりました。

ポラリエ用マルチ雲台ベース

スライド雲台プレートDD

クイックリリースクランプセット

バランスウェイトWT 1K

ウェイト軸

このようになり重い望遠でも撮影できます。
このステップアップキッドを使ってオリオン座大星雲を撮影した
動画もあります。こちらから。

また、ステップアップキッドを使った撮影方法は
こちらの動画をご覧ください。


他にも応用編などもたくさんあります。

 

5.天体撮影で使いたいアイテム

上記で撮影に必要な物を紹介させていただきましたが、星は夜間の撮影が多くなりますし、カメラを屋外で長時間使うことが多くなります。撮影場所・天候にもよりますが、何時間も撮影していると、レンズが曇り、折角撮影した写真も、使えなくなる。そんなことも多いです。
そのため、レンズヒーターと呼ばれるアイテムを紹介します。
こちらもビクセンから発売になっている物です。

レンズヒーター360

レンズに直接巻きつけ、電源はUSBでモバイルバッテリーを使います。

この様に使います。
ポタセキを使う時も、使わない時もあると便利なヒーターです。

カメラ本体のバッテリーも不足する場合があります。
その場合のアイテムはこちら。

CTJ CASE RELAY

USBモバイルバッテリーから、カメラ本体の電源をとり、夜間の長時間での撮影もバッテリーを気にせず撮影できます。

この二つはUSBから電源を取ることができますので、容量の大きなモバイルバッテリーを使えば、
両方の電源を取ることができますよヾ(^^ )
ちなみに、私はアンカーの26800mAhのバッテリーを
使っています。

 

6.スマホアプリの活用

撮影するときには、スマホを使っている方が多いと思います。
このスマホのアプリを使って、日の入りや月の入り。天の川の方向などを確認できるアプリがあります。私は「サン・サーベイヤー」と言うアプリを常用しています。

下のオレンジ、ブルーの部分をスライドすると月が動いたり太陽が動いたりして先の時間の月・太陽・天の川の位置が現地で確認することもできます。
Android:サン・サーベイヤー  app:サン・サーベイヤー

その他、スマホを星空にかざして星座を確認するアプリもあります。
私は「Star Walk2」「天文学3D」など併用しています。
また、惑星を探すアプリ 「Nebula Book」などもあります。
ビクセンでは、星空に関するアプリもたくさんありますので使ってみてはどうでしょう。
ビクセン アプリ

 

7.まとめ

星を撮影したい、星雲を撮影したい。でも難しい。と、私も思っていました。
ある程度の星、星雲の位置の知識さえあれば、ポタセキを使えば、容易に撮影することが可能です。

カメラ、レンズの機材以外に、ポタセキの機材となると、結構な量の機材になりますが、ポタセキはコンパクトですので、持ち運びも気にならないと思います。

電源に関しても全て、USBモバイルバッテリーから取ることが可能ですので、重たいバッテリーを使う必要もありません。

500ルールにとらわれず、今あるレンズを利用して
長時間露光をして星たちを撮影するには不可欠だと思いますよ。

今年の夏!
ポタセキを使って、アンドロメダ星雲、バンビの頭、白鳥星雲なんて撮影して見ませんか?
夏の壮大な星たちを撮影したら。

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