はじめに

こんにちは朱門です。

時々、パシャデリックの中の人だと思われることがありますが違います(笑)

今回は↓の写真のような光条(光芒)のある写真の撮り方と仕上げ方についてご紹介します。

「そんなの絞れば簡単に撮れるでしょ?」と思われがちですが、

このブログで説明する方法でひと工夫加えるだけで、作品の仕上がりが一段階レベルアップするはずです。

 

Step-1. 撮影

まず、基本的な撮影方法ですが、これは簡単です。被写体に太陽などの強い光源を正面にとらえ、

マニュアル設定、もしくは絞り優先設定で絞りをf/11-f/22くらいまで絞ります。

あとはシャッタースピードやISO値で露出を調整して撮るだけです。

この後で説明する方法に関係するのですが、三脚を使用してしっかりカメラを固定した状態で、できればマニュアル設定で撮ることをオススメします。

ちなみに少し脱線しますが、光条(光芒)の線の数はレンズの絞り羽の数で決まります。レンズによって絞りの数は様々ですので、色々なレンズで撮ってみると面白いです。

↓がマニュアル設定で絞り f/16で林の中に差し込む太陽を撮影した写真です。

このままでも十分綺麗なのですが、私には気になる部分がありました。そうなんです。

せっかくの前景がレンズフレアやゴーストのせいで、なんだかボンヤリして見えます。(赤丸の部分)

 

レンズフレアやゴーストは強い光がレンズ内で乱反射することで発生する現象です。

そのため、太陽を撮ろうとすると厄介な場所に出てしまったりすることがあります。

 

Step-2. フレアやゴーストを消す

最近の高性能なレンズでは元々フレアやゴーストの発生は抑えられているものあります。

またレンズフードやハレ切り板を使うことで発生を抑えられる場合もあると思います。

それでも光の入射角によっては抑えきれずフレアやゴーストが目立ってしまうことも多いです。

じゃあ、太陽光が直接レンズに入らなければ、フレアやゴーストは発生しないの?ということで、指で太陽を隠してみました。

(絞りやシャッタースピードなどの撮影設定は1.で撮った時と同じにしてます。)

確かに、先程はゴーストがあった前景部分にフレアやゴーストは発生していませんね。

どうやら指で太陽を隠すのは効果絶大なようです。

「ん?でも、このままだと指が入っちゃうんじゃ?」と思ったかもしれませんが、大丈夫、問題ありません。

最初の手順1.で撮影した太陽入りの写真と指で太陽を隠して撮った写真の2枚をブレンドすることで、

美しい太陽の光条とフレアやゴーストのない前景を両立することができます。

 

Step-3. 2枚の写真をブレンドする

まず、1.と2.で撮影した2枚の写真をAdobe Lightroomで読み込みます。

読み込みが完了したら、どちらか一方の写真の露出やコントラストなどを調整しておきます。

調整が終わったら、もう一方の写真を選択した状態で「同期」ボタンを押して設定を同期します。

この時、すべての設定を同期するようにして下さい。

設定の同期が完了したら、2枚の写真をPhotoshopでレイヤーとして開きます。

↓が2枚の写真がPhotoshopでレイヤーとして開かれた状態です。

指が写っている写真が上にある場合は、下になるようにレイヤーの上下関係を修正して下さい。

次に上のレイヤー(太陽が写っている方)にalt (option)キーを押したままレイヤーマスクを追加します。

黒色に塗りつぶされたレイヤーマスクが追加されます。

白色のブラシを使って、ゴーストやフレアが気になる部分のレイヤーマスクを塗っていきます。

黒いレイヤーマスクの一部を白く塗ることで、その部分は上のレイヤー(指のレイヤー)が見えてきます。

ここまででブレンディングは完了です。

どうでしょう?気になるフレアやゴーストを綺麗に消すことが出来たと思いませんか?

後は通常の写真の現像と同様にPhotoshopやLightroomでお好みに仕上げてください。

 

まとめ

今回は光条を美しく仕上げるための以下の3つのStepを紹介しました。

絞りf/11-f/22で撮る

フレアやゴーストを消す(指で光源を隠す)

2つの写真をブレンドする

この3つの方法なら簡単に綺麗な光条(光芒)のある写真を仕上げることが出来ますので、

是非試してみてください。

※3つ目のブレンド方法と同様の露出ブレンディングについては私のブログのこちらの記事 でも説明しているので、こちらも参考にしてみてください。

 

シェア
前の記事工場夜景の代名詞「四日市の工場群」を撮る!
次の記事新月満月カレンダー2017 月と日の出日の入り時間付き
齋藤 朱門(Shumon Saito)
2013年、カリフォルニアでのランドスケープ・フォトグラファーとの出会いがきっかけで、カメラを手に取り、風景写真にのめり込む。同年の夏にパシャデリック代表 山村健児とカリフォルニアで会ったのが運の尽き。より精力的に活動を始め、現在も毎週のように撮影に出かけ、時折、海外での撮影も行う。2017年から webサイト shumonphotography.comをリニューアル、ブログ等を通じて写真を撮る楽しさを伝え続けている。