グランドサークルは、アメリカのユタ州とアリゾナ州の州境にあるパウエル湖という巨大な人造湖を中心に円を描くように、たくさんの大自然が点在するエリアです。
グランドキャニオンを初め、10の国立公園、16の国定公園、19の国立モニュメントや州立公園が含まれます。
今回は中でもメインスポットと呼ばれる地を紹介します。
各エリアは夕日や日の出がより美しい場所など、それぞれ特徴がありますので、ぜひ時間帯も計画に入れて訪れることをおすすめします。

Grand Canyon(グランドキャニオン)


photo by Kaori T

全てのアメリカ人は生涯に一度、グランドキャニオンを訪れるべき」とルーズベルト元大統領に言わしめた、アメリカの大自然の王者とも言える自然国立公園。
ラスベガスから車で5時間ほどです。
グランドキャニオン国立公園内には、サウスリムノースリムがあります。
サウスリムにはビューポイントが複数ありアクセスも簡単なことから、多くの観光客はまずサウスリムを訪れます。

Mather Point(サウスリム、マーサポイント)


photo by hideo akazawa
数あるビューポイントのなかでもサウスリム観光の中心的な場所で、美しい日の出が見られることでも知られています。
時間を追うごとに刻々と移り変わっていく岩山の表情は、大自然が作り出す芸術作品のようです。

Yavapai Point(ヤバパイポイント)

photo by Iswar Biswal
14世紀にスペインの遠征隊が西洋人として初めてグランドキャニオンを発見した歴史的ポイント。
グランドキャニオンで日の入りを見る絶好のポイントで、夏季には雷の撮影スポットとしても人気があります。
マーサポイントからも近く、雄大なグランドキャニオンの渓谷を一望できます。

Monument Valley(モニュメントバレー)


photo by Antonio Pinzone
グランドキャニオンから車で3時間。
ユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域で、メサといわれるテーブル形の台地や、さらに浸食が進んだメサより細い岩山、ビュートが点在し、まるで記念碑(モニュメント)が並んでいるような景観を示していることから、この名で呼ばれています。
ザ・ビューホテルの横にあるビジターセンターは、モニュメントバレーを代表する景色、メリックビュート、ミットの形をしたライトミトン、レフトミトンが見える絶景ポイントです。

Forrest Gump ポイント

photo by user 21210
映画「フォレストガンプ」でガンプが走るのをやめた地点。
こちらは車を停める場所がないので、写真を撮ることは難しいですが、ぜひ通っていただきたい道です。

Antelope Canyon (アンテロープ)


photo by Mauro Rinaldi
先住民ナバホの言葉で「水が岩を流れる場所」という意味。
もともとはロッキー山脈が隆起してきた際にできたコロラド台地の一部で、スコールにより発生した鉄砲水が、柔らかい砂岩を侵食して形成された地と言われています。
アンテロープ・キャニオンは、アッパーキャニオンとローワーキャニオンに分かれています。
アッパーキャニオンでは、有名なマーブル模様の滑らかな岩の隙間から一筋の光が差し込む幻想的な光景が見れます。
キャニオン頂上(約36m)の開口部から直接放射する日光の光線が狭い渓谷内に差し込み、幻想的な景色に入り込むことで見られる景色です。

photo by Shawn Zhang
ハイビームのような光が差し込むのは7〜8月の正午前後のみ。
混雑はしますが夏に行かれることをおすすめします。

Bryce Canyon(ブライスキャニオン)


photo by Kaori T
米国ユタ州南西部に位置する。
何千年もの間、雨や川の浸食で石灰石が削られてできた「土柱」と呼ばれる奇形岩が立ち並ぶ不思議な空間です。
「レインボー・ポイント」は標高2700mで、グランドサークルの中でも一番標高が高い場所です。
サンセット・ポイント、サンライズ・ポイントは必ず見ていただきたいスポットの一つです
太陽の光によって刻々とその表情が変化し、太陽の傾き加減で岩肌の色がここまで変化することに驚きます。

photo by hideo akazawa
また、「ナバホ・ループ・トレイル」は標高差はありますが距離は2キロ程になりますので、トレッキング初心者でも往復1〜2時間程で楽しむ事ができます。
ブライスキャニオンからラスベガスまでは車で5時間程度で戻ることができます。

まとめ

今回ラスベガスから、反時計周りにポイントをめぐり戻ってくるルートをご紹介しました。
こちらのルートでは、グランドキャニオンに1泊、モニュメントバレーに1泊、ブライスキャニオンに1泊の3日間でグランドサークルを回ることが可能です。
日程に余裕があれば、ザイオン国立公園やアーチ―ズなどにも寄ると、よりグランドサークルの大自然をより満喫することが出来るでしょう。
また、出発地のラスベガスでショーなどを楽しむのも選択肢の一つです。グランドサークル内の自然は、太陽の傾きによる光の変化を見るためにも、到着時間を計画立てて回ることが重要です。事前計画に時間がかかりますが、それも一つの楽しみとして、ぜひ一生に一度は体験したい、アメリカロードトリップを楽しんでみてはいかがでしょうか。