「カリフォルニア」って名前についているのに「メキシコ」なの?

『バハ・カリフォルニア半島』はメキシコの西部にあり、太平洋とカリフォルニア湾に挟まれている半島です。島の北部はバハ・カリフォルニア州、南部はバハ・カリフォルニア・スル州として2つに分けられています。

 

バハ・カリフォルニア半島


Photo by René Velasco García

なんともややこしい名前がついているバハ・カリフォルニア半島ですが、もともとは「カリフォルニア島」と名付けられていたそうです。その後、現在のカリフォルニア(アメリカ)地域の一部を含む南側を「バハ・カリフォルニア」と、北側を「アルタ・カリフォルニア」と呼ぶようになりました。1850年にアルタ・カリフォルニアはアメリカに割譲され、カリフォルニア州となりました。ちなみに、バハとは“下”の意味で地図上で“南”を指しています。

 

バハ・カリフォルニア州

Photo by Robin Graves

メキシコ最北州のバハ・カリフォルニア州の主な産業は観光で、アメリカのカリフォルニア州に接していることもあり、平日でも多くの観光客が訪れています。驚くことにロサンゼルスからは車で約2時間、サンディエゴからは約15分で着くそうです。簡単に国境を越えられるというのは、日本のような島国だと考えられない気軽さですね!


Photo by bitzbabe

メキシコ最北端のティフアナはバハ・カリフォルニア州最大の都市で、日帰り観光を楽しむアメリカ人がとくに多い場所です。そんなティフアナには、なんと“シーザーサラダ”発祥のレストランがあるそうなんです!ホテルシーザーに併設されているシーザーズ・レストランバーのオーナーが生み出したサラダということです。もし、ティフアナに来たなら、こちらも訪れてみたいですね!


Photo by Robin Graves

ティフアナから少し南にロザリト・ビーチという有名なビーチがあります。ここは昔、アメリカが禁酒法時代にスペイン人がカジノを建て、多くのアメリカ人がこのカジノやお酒を楽しむために、国境を越えてやって来たそうです。今はラスベガスがあるので昔ほどの賑わいはありませんが、50年代まではハリウッドスターなどにも人気な場所でした。


Photo by René Velasco García

バハ・カリフォルニア州の唯一の商業港であるエンセナダは、メキシコでも最も重要な港のひとつです。港町ということで新鮮なシーフードを味わえることで有名で、特にロブスターは絶品です!さらに、この土地のワインはメキシコで最高級品なのだそうです。グルメ通にはたまらない都市ですね!

 

バハ・カリフォルニア・スル州


Photo by Keiji Kinoshita

バハ・カリフォルニア半島の南端にある「ロス・カボス」には、カボ・サン・ルーカスとサンホセ・デル・カボという2つのリゾート地があります。漁港として栄えていた地域が、現在はメキシコ有数のリゾート地として開発が進んでいます。


Photo by Attilio Ruffo

北アメリカからの観光客が多く、とくに北アメリカが寒くなる頃に寒さを避けるように観光客がロス・カボス訪れるので、冬がハイシーズンとなります。マリンスポーツやゴルフの他に、冬にはホエールウォッチングが楽しめることもあって、この時期が人気のようです。


Photo by Jon Reiswig

ロス・カボスの年間平均気温は26℃で、年間の350日ほどが晴れという降雨が非常に少ない場所です。10月〜4月が冬季なのですが、冬といっても日中の気温は26℃〜28℃で年間平均気温と変わらず、夜は14℃〜17℃で寒すぎるということはありません。夏の日中最高気温は38℃まで上がり、ハリケーンシーズンの8月〜10月が唯一雨が降る時期です。


Photo by Attilio Ruffo

透き通った美しい海と澄み渡る青空、さらに砂漠も楽しめるという面白い都市。ロス・カボスは世界有数のダイビングスポットとしても知られており、マリンスポーツを楽しみたい人には最高のリゾート地でしょう。砂漠をバギーで走ったり、スリル満点のジップラインに挑戦したりなど、マリンスポーツだけではなく他のアクティビティも揃っていますよ!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
メキシコなのに「カリフォルニア」の名がつく半島。しかも訪れている観光客はほぼアメリカ人という・・・。なんとも興味深い場所ですよね。南の土地で暖かく降水量も少ないので、観光には適していると思います。もし、ロサンゼルスなどカリフォルニア州に行くことがあれば、気軽にメキシコへの日帰り旅行もしてみても良いでしょう!