トルコ共和国は、アジアとヨーロッパの2つの大州にまたがる国です。
ヨーロッパの伝統建築や、中東のエキゾチックなアラビアの世界観、そしてアジアの熱気と混沌を感じることができる国です。
地中海に面するため、比較的温暖で、夏は特に地中海のカラッとした気候を楽しめます。

Istanbul(イスタンブール)


photo by Aleksandr Naumenko

かつて世界を制服したオスマン帝国の拠点。
オスマン帝国が残したゴージャスな宮殿やモスクなどの建築物に溢れています。

Hagia Sophia(アヤソフィア)


photo by Nakano Tommy

オスマン帝国時代には帝国内で最も高い格式を誇るイスラムモスクとして利用された歴史ある建造物。
館内では、「ビザンツ様式の最高傑作」と呼ばれる優れた建築技術の他、黄金色に輝く美しいモザイク画を堪能できます。
アヤソフィアの前身となるキリスト教聖堂は360年に完成しました。
長い間キリスト教世界に君臨したアヤソフィアでしたが、1453年、オスマントルコによって街はイスラム教で埋め尽くされ、アヤソフィアはキリスト教聖堂からイスラム教モスクへ改造されました。
オスマン帝国軍は、街の至る所を略奪しましたが、当時のオスマン帝国王スルタン・メフメット2世は、アヤソフィアの優れた建築技術と稀有な芸術に感銘を受け、聖堂を完全に破壊するのではなく、改修してモスクへ転用するように命じたそうです。
スルタンさえも驚嘆させたアヤソフィアは、現在も当時のままの姿を現在まで保ち続け、スルタンアフメット ジャーミィ(ブルーモスク)などの建築にも影響を与えました。

photo by Aleksandr Naumenko

 

Sultan Ahmet Camii(スルタン・アフメット・ジャミイ)


photo by Michihiko Usui

別名ブルーモスク。
内部の壁や、天井、柱を覆う模様や装飾がほんのり青を帯びていることからこの名で呼ばれています。

photo by 悠平 新井

アヤソフィアと向かい合わせに建っており、オスマン帝国当時のスルタン、アフメット一世が1609年に建設を命じ、7年後に完成しました。
彼は、完成の翌年の1617年に亡くなったため、隣にある霊廟に妻や息子と共に埋葬されています。
直径27.5メートルもの巨大なドームと天高くそびえ立つ6本のミナレットを持ち、夜にはライトアップされ周囲は幻想的な空間です。

photo by Kazuyo Maruyama

Yerebatan Sarnici(地下宮殿(イェレバタン貯水池)


photo by Naoko Yamaguchi

東ローマ帝国皇帝「ユスティニアヌス」によって建設された東ローマ帝国の最大の貯水槽、地下宮殿。
地下宮殿を支える大理石円柱は、合計336本もあり、あの目が合うと石になると語られているメデューサの頭を、大胆にも柱の土台として使っているところがありますので探してみてください。
未だにこの貯水池の水がどこからやってきたのか、明確ではなく、謎が残る神秘に包まれた地下宮殿は、有名な小説、ダン・ブラウンの「インフェルノ」やジェームズ・ボンドの映画「007ロシアより愛をこめて」の撮影現場としても使われました。

Cappadocia、Goreme(カッパドキア、ギョレメ)


photo by Ellen Yeates

トルコの中央部に位置し、思議な形状の岩石遺跡群が見られます。
4世紀頃、初期のキリスト教徒たちが、ローマ帝国の迫害から逃れてこの地に移り住みましたが、8世紀になりイスラム教がこの地に侵入すると、今後はイスラム教徒による迫害から逃れるために、隠れて暮らし続けたそうです。
そのためギョレメでは、岩を掘って造られた家や通路、教会などを含む、地下都市が発見され、現在も調査が続けられています。

photo by Michihiko Usui


photo by Ellen Yeates

またカッパドキアには、その不思議な形状の岩「ペリバジャ」が多くあります。
6000万年も昔から、火山によってできた柔らかい凝灰岩層に上に、少しずつ固い地層が堆積すると同時に、風雨の影響で柔らかい下層部分が削られていったため、頭でっかちな塔のような奇岩が出来あがったそうです。

photo by Nakano Tommy

これらの奇石群を上空から一望できる気球ツアーが非常に人気で、朝日に照らされた奇石群は一見です。
カッパドキアは冬はとても寒くなるため、やはり夏に行かれることをおすすめしますが、雪に包まれた奇石もまた別の趣があります。

まとめ

東西文化の懸け橋とされ、今でも東洋と西洋が入り混じった神秘的な雰囲気は、他ではなかなか見ることのできません。
また、トルコ料理は中華料理、フランス料理と並んで世界三大料理の一つに挙げられます。その理由はヨーロッパとアジアの食文化も取り入れ、どの国の人の口にも合うからかもしれません。
素晴らしい歴史と雰囲気、食事を楽しみに一度訪れてみてください。