実は著者の実家の町だったりするのですが、つい先日新聞に掲載されるまでこのロケーションを知りませんでした。

著者の実家の町はかなりの規模のひまわり畑を半分ぐらいは観光用、残りを農業用として、かなりの面積作付けしています。

農業用のある程度の割合は「緑肥」用で、花が咲いたあと畑にすき込んで翌年以降の肥料にします。残りは少しずつニーズが出てきたひまわり油の採取のための種取り用に使われているようなイメージです。

今回新聞に掲載された場所はひまわり油向けのもので、園芸用の最近の背が低く花も小さめのひまわりとは異なり、ある程度背丈があって大きく立派な花が咲きます。

ロケーション

このひまわり畑の場所は、北海道北部の中心都市、旭川から国道40号沿いに80kmほど北上した所にある町、名寄市にあります。

名寄市の中心部からやはり国道40号線沿いに北上。智恵文峠(ちえぶんとうげ)を超えて、名寄美深道のバイパスの智恵文南ICのすぐ手前、西側に入り口があります。

畑までの道はかなり狭い林道のような砂利道ですので通行には十分に注意してください。

また名寄美深道という自動車専用道路に乗ってしまうと見えない&多分気がつかない場所に入り口があります。一般道の方の国道40号線を北上するのが確実です。

広く、素晴らしく写真映えする地形

このひまわり畑は、うねりのある丘で栽培が行なわれています。このためごく普通に写真を撮っても自然と写真に変化がつくような、とても良い地形にあります。

クルマを止める場所から丘を見上げると、奥行き方向に見える場所全てにひまわりがかなりびっしりと植えられていますので、ひまわりの向こうはすぐ空、という状況になって、こちらも写真写りには最高の場所になっています。

園芸品種を植えたひまわり畑だと雑草取りが完全でなかったり、畑の端の方は成長の悪いひまわりが残っていたりするケースがありますが、この畑は端までとても元気よく育ったひまわりだけですし、秋にはひまわりの種を収穫しますから雑草取りも完璧です。

注意点

何度か書いてきましたとおり、この場所のひまわりは農家の方の大切な直接の収入源となる作物です。

絶対に畑に入ったりはしないようにしましょう。

また、もともと観光のためのロケーションではありませんから、駐車スペースはかなり狭いです。普通車を10台止めることは出来ないでしょう。

加えて国道から分かれてひまわり畑にアクセスするための道がかなり狭いので、対向車には注意してください。

さて、このひまわり畑ですが、来年以降もこの場所でひまわりを栽培するかどうかは微妙です。

畑作物は同じ畑で何年も同じ作物を作り続けると、作物の種類により土から特定の養分だけを多く吸収してしまったりするために、土のバランスが崩れたりして収穫が落ちる現象があります。

これを防ぐために一般的な畑作物はいくつかの畑でローテーションを組んで、植える作物を順番に回していくことが多いのです。

この場所には来年は別の作物が植わっていて、ひまわり畑は別の場所に移転しているかもしれません。

ちょっとしたノウハウ

著者はこの場所に2回撮影に行ってみました。

1回は14時半頃、少し太陽の光の色温度が下がり始め、風景がわずかに黄色くなり始めた時間帯です。

もう1回は10時頃。太陽の光の色温度が高く本来の色で景色が見える時間帯です。

ひまわりの花は基本的にほとんど東を向いて咲きますから、1回目は半逆光、2回目はほぼ完全な順光から斜光の条件での撮影でした。

これだけの条件の違いでも写真の仕上がりの雰囲気が全く異なってちょっと驚きました。

半逆光の14時半の撮影の雰囲気はどこか「晩夏」風

順光に近い条件の10時の撮影では「盛夏」の雰囲気がでていると思いますが、いかがでしょうか?

光の条件の使い方次第でこんな雰囲気のコントロールも出来ると言うところ、著者もちょっとびっくりの発見がありました。