別の記事を作成中に思い出した「ニューカレドニア」を今回、ご紹介したいと思います。
私たちの旅行の目的は、「ピッシンヌ・ナチュレでスノーケリングをしたい!」でした。

世界遺産に登録されている海域が6カ所あるニューカレドニア

ニューカレドニアは、イル・デ・パン島周辺の海域はじめ、6カ所のサンゴ礁が世界遺産に登録されています。
ダイバーにとっては垂涎の、ダイビング・スポットの宝庫であることで知られています。

なお、ユニークな自然の生態系などが評価されて世界遺産となっていますが、リゾート地としては世界的にはどちらかというと無名であり、機能や設備が十分整っているとは言えません。だからこそ美しい自然がそのまま残っているわけですが…。

日本では、昔小説や映画の題材になったこともあって美しい海の景色が有名になり、ビーチ・リゾート地の一つとして認識されいます。

今回は、スノーケラーの私の視点で、素晴らしい写真が撮れる「ピッシンヌ・ナチュレ」を主にご紹介します。

おまけのつもりが IMG_0393 / photo by Takashi Hirai

「ピッシンヌ・ナチュレ」って?

ニューカレドニア、イル・デ・パン島にある、天然のプールと言われる場所です。
「ピッシンヌ・ナチュレ Piscine Naturelle」との呼び名はフランス語で、英語表記にすると「Natural Pool」、日本語訳「天然のプール」もそのままですね。

サンゴに囲まれた入江に、常に新鮮な海水が入り込み透明度の高いラグーンになっていて、たくさんの魚が生息しています。スノーケラーには、いつかは一度訪れてみたい憧れのスノーケリングスポットです。ただし、ダイビングできるほどの深さはありません。

天気の良い日は、先の写真のような景色です。イル・デ・パン島の風景の特徴ともなっている、ナンヨウスギに囲まれた美しい景色の中でスノーケリングを楽しめます。

この日、水面に顔をつけたとたん、目に飛び込んできたのは美しい小魚の群れでした!

Piscine Naturelle / photo by Nolly Sekimura

以下の魚は「ピカソ・トリガー・フィッシュ」。名前のとおり、ピカソの絵のような斬新な模様です。
この魚は、ハワイやグアムでもよく見られます。私にはハワイ語の「フムフムヌクヌクアプアア」との名前で先に知りましたが…。

Picasso Triggerfish / photo by Frank Gutsche

どうしたら、このような複雑なで斬新な配色の、芸術作品のような魚が偶然生まれることになるのでしょうね?つくづく、自然って不思議です。

アネモネフィッシュ(クマノミ)も、色と模様が違う魚が数種類いました。
ときには、このような愛らしい表情の写真も撮れます。

Anemonefish / photo by Frank Gutsche

ピッシンヌ・ナチュレへの行き方

どこへでも個人手配で行ってしまう私たちは、この旅もオーストラリアと周遊という特殊ルートでイル・デ・パン島へ向かい、ピッシンヌ・ナチュレへも自力で、宿泊先からレンタカーで行きました。

「シェ・レジ」というレストランまでは車で行くことができ、そこから先は徒歩です。
なお、このレストランの前の浅瀬の川を挟んで向かい側は、高級ホテル「ル・メリディアン」で、ここに滞在した場合も、歩いて行けます。片道30~40分ぐらいです。
道はあってないようなところで、浅瀬をこぐようなところもあるので、マリンシューズなど履くとよいです。

泳げる時間が限られることになりますが、現地発の送迎ツアーもいくつか存在します。

なお、私たちが訪れたときにはまだありませんでしたが、現在は手作りの案内標識がところどころに設置され、入口も作られて、入場料を徴収されるようになったそうです。

■入場料 200CPF 1人あたり

ということは以前あったような、よく物が盗まれる心配は減ることになったでしょうか。
念のため、これ以外のお金や貴重品は、できるだけ持って行かないようにした方がよいと思います。

ニューカレドニア旅行の注意点

日本国内では、目の覚めるような美しい風景写真ばかりが紹介されて、ビーチリゾートの一つとして認識されているニューカレドニアですが、モルディブやハワイのレベルの「洗練されたリゾート地」は期待しないことをおすすめしておきます。

フランス領で公用語はフランス語ですが、メラネシア系の先住民の割合は40%とも言われ、離島には先住民の言葉しか通じないようなところもあるそうです。
すべてがおっとりとして素朴であり、地元が観光地としての積極的な開発もアピールもせず、何十年も何も変わらないのがこの国です。

また、イル・デ・パン島を含む離島に至っては、驚くほどの田舎です。島内はレンタカー以外、自力で移動できる交通手段はありません。しかも車は全てのホテルで借りられるわけではなく、台数も数台のみです。
食事は、事前に予約をせずにレストランへ行くと「食材がないので何も作れません。」と言われるほど…(「シェ・レジ」でもそうでした。)

一般的な旅行の知識でもちょっと思いつかないようなことが不便なため、下調べは十分にし、ひとつひとつの事前手配を確実に行うことをおすすめします。

イル・デ・パン島へのアクセス方法

2017年8月現在、成田と関空からヌメアへ、エアカレドニア・インターナショナル(エアカラン)とエールフランスとのコードシェア便の直行便が運航されています。
イル・デ・パン島へ行く場合、現地への到着は深夜のため、ニューカレドニア本島であるグランド・テール島のヌメアの街に最低1泊する必要があります。なお、イル・デ・パン行きの国内線の空港は、国際空港とは離れたところにあります。

国際線が発着するヌーメア=ラ・トントゥータ国際空港、国内線が発着するマジェンタ空港いずれもタクシーは待機していないため、ヌメアの街へ、また空港間の移動には、送迎の事前予約が必要です。

またイル・デ・パン島の交通も、先にご紹介したとおりタクシーもバスもないため、宿泊先ホテルの送迎サービスを利用します。

まとめ

手つかずの自然がいっぱいのニューカレドニアへ、世界遺産の海と景色を撮影する旅行、いかがでしょうか?

日本人に人気らしいわりに調べてみると最新の現地情報がたいへん少ないニューカレドニア。
このことからもほとんどの方には、移動の手配まですべて含まれている日本の旅行代理店のパッケージツアーなどを利用することをおすすめします。