ニュージーランドの南島のほぼ中心に位置する湖『テカポ湖』は、クイーンズタウンやクライストチャーチから約3時間で訪れることのできるアクセスの良い場所にあります。ニュージーランド中で最も青空が広がる確率が高く、空気が澄んでいるので星空観察に適しているのだそうです。そのため、テカポ湖周辺は世界最大規模の星空保護区として認定されています。世界各国から多くの観光客が、美しい星空を見るために集まってくるのも納得です。

 

テカポ湖


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なんとも言えない不思議な水色をしている『テカポ湖』。このミルキーブルー色は、実は氷河が動く時に岩石から削り出された粒子「ロックフラワー」が、水に溶けて生まれるのだそうです。そして、光の加減によって毎日微妙に違う色を見せてくれるので、訪れる度に楽しませてくれます。

 

善き羊飼いの教会


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まるで絵本に出てくるような小さくて可愛らしい建物が、テカポ湖畔にあります。こちらは『善き羊飼いの教会』で、1935年に開拓者のために建てられたのですが、当時その辺りにあった石を集めて建築されたので、とても質素な見た目になっています。ちなみに、名前は聖書の一節を取って名付けられたそうです。


Photo by Wayne Boardman

教会の祭壇の窓からもテカポ湖やサザンアルプスの素晴らしい景色が一望できます。この幻想的な雰囲気が人気で、善き羊飼いの教会にて結婚式を行なう日本人も多いそうです。また、ニュージランド中で最も写真の被写体となっているほどの人気ぶりです!

 

ルピナス


Photo by Ban Heng Choy

春になると、テカポ湖畔にルピナスという花が咲き誇ります。雄大なサザンアルプスとミルクブルーの湖、そしてピンク色やムラサキ色などのルピナスで彩りが増して、とてもフォトジェニックな風景になりますね。11月・12月がルピナスの最盛期ですが、2月頃までは咲いているとのことです。


Photo by Chris Gin

実は、他国から持ち込まれた植物であるルピナスなのですが、1940年頃にヨーロッパから移り住んできたコニー・スコットが、テカポ湖周辺を彩るためにルピナスの種を蒔きました。のちに、テカポ湖一帯はルピナスで華やかになり、コニーは「スピナス・レディー」と呼ばれるようになったそうです。しかし、今ではルピナスの強い繁殖力によって高山地帯をすべて覆い尽くしてしまうということで、駆除の対象になっています。

 

世界一の美しい星空


Photo by Ban Heng Choy

テカポ湖は、『世界一美しい星空』が見られるとして、有名なスターゲイジングスポットでもあります。運が良ければ、その素晴らしい星空とともに、オーロラを見ることもできるそうです。そんなことから、世界で初めて、テカポ湖周辺の “星空 ”が世界遺産として登録されるかもしれないのです!


Photo by Azuma

まるで、夜空に飾られた星のタペストリーのような、息を思わず飲む圧巻の星空が目の前に広がります。月光が強くない夜に撮影することをおすすめします。また、趣のある教会を構図に入れて撮影するのも素敵だと思います。

季節


Photo by Chris Gin

前記した通り、ルピナスが咲き誇る春のテカポ湖も素晴らしいですが、秋は秋で美しい色を見せてくれます。日光が当たり、黄金に輝くポプラの黄葉でテカポ湖周辺は、眩しいほどの黄色一色になります。その黄葉の黄色と、テカポ湖のミルキーブルーの対比色具合が美しいのです。


Photo by 一 毛

秋が深まり、紅葉もなくなった頃には、サザンアルプスが白く変わっていきます。冬になれば、テカポ湖周辺も雪が積もり、善き羊飼いの教会もより幻想的な雰囲気に包まれることでしょう。そして、星空観測にはベストなシーズンです。オーロラが見れる確率も高くなりますよ!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
テカポ湖の周りには、「ヴィレッジセンター」というショップやレストランが集まっている場所があるので、ついでにそちらもブラブラと散策するのもよいと思います。また、湖とサザンアルプスを眺めながら入浴できる温泉もあるそうです。絶景と温泉で癒されること間違いなしですね!