雄大なアルプスの山と大自然を走る鉄道。
九州ほどの小さな国土の大半を山岳地帯が占めるスイスは絶景絶景スポットが数多くあります。
息をのむほどの大自然を満喫しながら、各地に発達した鉄道で効率的に観光撮影ができる国です。

マッターホルン撮影


photo by Shiro Oyama

スイスとイタリアの国境にそびえる標高4,478mの山。
独特の形をしており、山頂は険しく反り返った斜面です。
その勇ましさから多くの人々を魅了し、アルプスの山の中で最も人気のある山の一つです。
朝焼けや夕日、夜空に浮かぶ山や湖に映るマッターホルンの姿など、さまざまな表情を見せてくれる山を見に、多くの観光客が訪れます。
このマッターホルンはどこから見ても堂々と雄大な姿が楽しめますが、人気の撮影スポットを3つご紹介します。

ツェルマット


photo by Hiroki Hishinuma

ツェルマットは、朝焼けのマッターホルンがきれいに見られることで有名なスポットです。
登ってきた朝日によって照らされたマッターホルンが一時だけ赤く染まる姿は幻想的な瞬間です。
ここにはなんと写真撮影のために日本人が殺到する「日本人橋」と呼ばれる橋がありますが、朝焼けの時刻はたいてい観光客で混んでいます。
朝焼けのマッターホルンは、この橋を降りた川沿いでもみることができます。

リッフェル湖


photo by hideo akazawa

名峰マッターホルンを最も美しい角度から眺められる絶景の湖として有名な湖。
スイスのヴァレー州ツェルマットにあり、標高2757メートルに位置しています。
湖面の面積は0.45ヘクタール、深さは最深部でも4mの小さな湖ですが、湖面に「逆さマッターホルン」を映し出す「ミラーレイク」として知られています。
美しい山々の眺望で知られる「ゴルナーグラート鉄道」で登っていく途中に、リッフェル湖は位置するため、標高2815mのローテンボーデン駅で下車すれば、徒歩5分程度で湖畔に到着します。
鉄道の終点ゴルナーグラート駅まで鉄道で登ってから、約30分歩いて湖まで下るコースもおすすめです。冬も道が整備されており、初心者にもやさしいコースのため、白銀に輝くマッターホルンの絶景を見ながら、冬でもハイキングを楽しめます。

photo by hideo akazawa

マッターホルンを映す「ミラーレイク」としては、ツェルマットのロートホルン山麓にあるシュテリ湖も有名です。
標高が
2537mと高いため、さえぎるもののない美しい名峰の姿を堪能できます。

 

ゴルナーグラート


photo by hideo akazawa

高度3,089mにあるゴルナーグラート展望台は、マッターホルンや氷河を見るために外せない観光スポットです。
「ゴルナーグラート鉄道」の終点の駅です。

 

ベルン


photo by hideo akazawa

スイスの首都ベルンは「ベルン旧市街」として世界遺産に登録されています。
旧市街は湾曲するアーレ川に囲まれており、
当時の状態がほぼそのままの姿で残っている保存状態の良さから、世界文化遺産に指定されています。
ベルン(Bern)のシンボルである時計塔、街にあるベルンの象徴の武装した熊や目隠しをされた女神など、さまざまな像が立つ100もの噴水など、絵に描いた中世のような様子を残す見どころの多い街です。


photo by Rokas Danilevičius

スイス鉄道


photo by 

スイス旅行の大きな魅力のひとつである、鉄道。
スイスは、
「どこでも16km歩くと鉄道に出合う」と言われるほど、鉄道が網の目のように張りめぐらされています。


photo by 

観光立国を目指すスイスが19世紀の中頃からそれまでは馬車でしか行けなかった場所に鉄道網を次々に展開。
いくつものトンネルや橋など、複雑で険しい地形を制覇するために鉄道技術の粋が集められ、やがて世界に誇る鉄道大国となるとともに、人々に豊かな生活をもたらしました。

中でもアルプスの山々を走るスイス最大の私鉄「レーティッシュ鉄道」は有名です。

photo by Enrico Cristofanelli

美しい大自然を損なわぬよう配慮され、アルブラ線とベルニナ線は周辺の景観とともに、2008年より世界遺産に登録されています。
便利さだけでなく、恵まれた大自然の山岳風景を楽しみながら移動ができる、鉄道大国です。