先日の寒気で北海道など北日本は一気に雪が積もり窓の外は真っ白。わたしの町でも積雪が一時30cmを超えました。

まだまだこの程度の雪ではJR北海道は本格的に除雪車が出張ったりすることはないですし、スノープラウで雪を跳ね上げながら走る列車を狙うのは難しいのですが、気温が低いままだったので雪煙を引きながら走行する列車を狙うことは出来ます。

先日ご紹介した北海道名寄市にある除雪車撮影の名所でもある東恵橋に、冬の列車の風景を求めて行ってみました。

道路も圧雪状態。でも除雪は非常に良い状況

撮影に行ったときには日中でも氷点下の真冬日でしたので、小さな峠も途中の道もほぼ全て圧雪状態でした。

ただ除雪の状況は非常に良く、特に、東恵橋側に分岐してからの道の除雪状況の良さに驚きました。

恐らくは奥にあるダンロップのテストコースのためだと思います。

東恵橋の上もかなり広く道幅が確保されていて、夏ほどではありませんが、車を橋の上で止めてもかわしてもらうスペースが十分にありました。

今回は撮影していた1時間弱の間、1台も車は通りかからなかったのですが。

初冬の雰囲気

積雪30cm程度の雪だと、現地周辺ではまだまだ雰囲気は初冬です。

線路脇の笹などもまだ雪に埋もれることなく顔を出している形です。

気温が低いのと撮影時にもチラチラと雪が舞っていたため、雪煙はかなり派手に上がってくれ、写真に華を添えてくれました。

こちらは特急サロベツの前に名寄駅に向かう上りの普通列車ですが、見事に雪を巻き上げながら走って行きます。

スノープラウの下にはまだ雪面までの幅があることも分かると思います。

舞い上がる雪煙は、列車の起こす風で巻き上げられているだけ、ということですね。

やってきたサロベツは…

メインの狙いは名寄駅を14:31に出る稚内行きの下りの特急サロベツだったのですが、10分ほど遅れて通過する形になりました。

理由は使っている車両の関係が大きかったのではないかと思います。

もうすぐ全廃される予定のオリジナルのキハ183型車両での運用でした。

ある意味、出会い的な面ではすごくラッキーだったかもしれませんね。この車両を撮影できるのも、もうあまり長くはないはずですから。

後追い撮影をすると、やはりすごい雪煙を巻き上げながらの走行です。

この区間はそれほど速度は出ていないはずなのですが。

旭川発のサロベツで10分近くの遅れが出るというのは、雪の影響もあると思いますが車両の性能があまりに違いすぎることも大きいはずです。

スーパー宗谷などで使われるキハ261型のディーゼルカーはパワーも段違いですが、加速性能が全く別物になっています。何せ、函館本線区間で電車特急のスーパーカムイなどと同レベル加速性能を目指して作られた車両ですから。

当初は電車特急と連結しての協調運転も想定されていたのだとか。

動物づいている??

東恵橋の上から南側には、JRの線路の横に夏には畑作に使われる平坦な土地があります。

撮影前ふと気づくと、そこいら中が何かの動物の足跡だらけでした。さらに奥の方をよく見ると…。

立派な角を持った牡鹿が雪の下の草を食んでいました。

600mmで引っ張ってもこの程度の距離ですが、しっかりとこちらに気づいてじっとチェックされていたようです。

中央をトリミングして、少しアンシャープマスクをかけると、鹿の毛並みも少し見えてきます。

先日レビューを行なったタムロンの150-600mmズームでの撮影ですが、気温が低くほとんど陽炎的な空気の揺らぎがないため写りがレビューの時とはかなり違い、シャープさが一段階上がっている感じです。

普通列車の通過時には列車の音で驚くこともなく逃げもしないのですが、さすがに列車はガン見していました。

サロベツ到着時には画面奥(南方向)に行ってしまって姿が見えなくなっていましたが、サロベツが警笛を鳴らしながらやってきましたので、線路沿いを歩いていったのでしょう。

実際、線路脇には鹿が通ったと思われる足跡が残っていました。

季節を問わず北海道ではエゾシカと列車の衝突事故がかなり発生していますが、こんな風に鹿が移動するならそれは事故も起こるはずだ、と再確認することになりました。

足跡の数から想像するに、この場所には群れでエゾシカがやってきていそうです。うまくタイミングを捕まえられれば、列車との取り合わせの面白い写真も狙えそうです。

真冬には1m以上の雪に埋もれる場所ですから、鹿がやってくるのは初冬のこの時期だけかもしれません。